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2015/10/31

Wedding Food~Sweets Table~

今日はお食事から少し離れて
スイーツの話。




なんてゴージャスなデザートテーブル!!!


私が結婚式を挙げた2013年ごろ、
日本ではデザートブッフェという形式がかなり人気になってきていました。
女性のゲストのことを考えて、特に新婦さんが希望しますよね。

コースが終わる頃に、
大きなテーブルにたくさんの小さなケーキが並んで
そこからゲストが自由にデザートを取れるというもの。

だいたいの結婚式はイベント盛りだくさんなので
せっかくのデザートブッフェがあっても
自由に取る時間はあまりないというのが私の印象。

特にデザートブッフェに興味があるわけではないのですが!
何を書こうと思っていたかというと、
日本でも一部の新婦さんたちには広まってきている
お持ち帰りのスイーツコーナー。

おしゃれな海外のウェディングブログがもちろん火付け役ですが、
こういうものを読んでいる日本の新婦さんのだいたいが
カラフルな海外のお菓子などを並べて
かわいい札をつけてゲストに持って帰ってもらいたい!という感じで
ちょうど2013年ごろから日本にも少し広まりつつありました。

きっと今はいろいろな式場がその設置を手伝ったり、
そういうプランも生まれてきているかもしれませんね。

私は少し趣向を変えたかったのですが、何かしら甘いものは
用意しようと常々思っていました。
最初はもちろんポップコーンを素朴なクラフト袋に入れて、
トッピングを置いて・・・なんて考えていましたが、
あまりプラクティカルではないような気がしました。
アフターパーティーにはもってこいですが!

見た目って、本当に大切で
エスコートカードやウェルカムドリンク、なんでも
飾りとしても活きる見た目のものを使うのが私のやり方です。
ポップコーンなんかも見た目は最高に可愛いのです!
ただ、実際にやってみるとその場で食べるのならまだしも
東京から離れた地で挙げる結婚式、式場に何時間も出しっぱなしの
ポップコーンを簡易的に袋に入れただけのもの、おうちに帰って
美味しく食べられるだろうか…と考えた時、「これは違う!」と
思ったのです。

私はもっと、
引菓子の代わりになるようなものを用意して
ゲストに袋いっぱい持って帰ってもらって
ジェリービーンズやキャンディのようなものではなくて、
おうちに帰ってゆっくりお茶を飲みながら食べたいなと思うようなもの。

引出物を考えるってとっても難しい!
みんなが欲しいものなんてないし、
結局はみんながもらって困らない、ちょっと嬉しいものを考えなくてはいけない。

2013年の日本、引菓子といえば
みんながみんなバウムクーヘンを選んでいました。
いまは何が人気なんだろ?
すぐに流行してみんなが同じものを選ぶからな…
それもなんだかつまらない。
甘いものの好みもひとそれぞれだし。

そこでこのsweets tableを用意して、
ゲストが自分の好みのものを選んで持って帰ってくれたらなと思ったのです。

用意したものは、
せっかくだからみんなが手に入れられないような
アルゼンチンのお菓子などなど!

そして重要なのはsweets table自体が会場のデコレーションであること。





画像は全てお借りしたものです

特にこの上の画像がぴったり!
私の好みだし、私たちのテーマにぴったり!
これを目指して、焼き菓子や、
みんなが見たこともないアルゼンチンのお菓子を
たくさん用意しました。

2015/10/26

Wedding Food~Full bar? or not~

ここまでたくさん結婚式のお料理のことを書いてきましたが、
食べ物も重要だけれど、
きっと飲み物を楽しみにしているひともたくさんいるはず!
と思っていたので、お飲物もたくさんこだわりました!

私の信条は、
お食事にカクテルは必要ない。

カクテルパーティーならまだしも、
たくさんの美味しいお料理を食べながら
カクテルを飲みたいと思う人は少ないんじゃないかな、
と思ったのです。

美味しいごはんを食べるなら
ワインやビールなどを好む人が多いと思いました。

これが結婚式の飲み物を決める上での最初の問い。

Full bar? or wine, beer and champagne only?

私の答えは最初から決まっていたようです。
後者。

ただ、ゲストを迎え入れるときだけは何かさっぱりとした甘さの
カクテルを用意しようと思っていました。
見た目が可愛いからというのは、大きな理由のひとつ。

そしてAfter partyはまた違う話!
美味しいマルガリータを用意したいと思っていました。




それではどのくらいの量が必要なのでしょう?
もちろんケータリング会社に全部任せてもいいかもしれません。
でも私はどんな銘柄を用意するのかも決めていたのです。

結婚式の全部を自分でやるというのはそういうこと。
普通はプロが準備してやってくれることを自分で考えるということ。

そして何でも自分でやりたい主義。
銘柄にもこだわって、余ったら持って帰ればいいや!と思って
たくさん用意しました。

まだ飲み物の内容を考えていた頃は
もちろんゲストの人数も決まっていないし、
どのくらいの量を購入するかも決めていませんでしたが、
とにかく底を尽きてはダメ。

結婚式でワインを頼んだら、もう無いと言われるなんてありえませんからね。
自分で準備する結婚式でよく陥るのが、
節約するために、余分を考えないこと。

結婚式というのは、(他のどんなイベントでもそうですが)
何が起こるかわからないし、用意がなければ後戻りして
用意することはできないものです。
だから必ず余分を用意すること!!

私たちは自分たちで用意すると決めたのだから、
それを保障するのは自分たちだけ。
無駄が出ようとなんでも多めに用意するに越したことはないのです。

私が指標にしたのは
ネットで検索するとたくさん出てくるparty tips。
パーティーの人数、時間帯、飲み物の種類によって
どのくらい準備しておく必要があるかを調べられるのです。

私が参考にしたのはReal Simpleのサイト。
それによれば、

100 Guests
Beer: 200 bottles
Champagne: 30 bottles
Red wine: 36 bottles
White wine; 36 bottles

150 Guests
Beer: 300 bottles
Champagne: 45 bottles
Red Wine: 53 bottles
White Wine: 53 bottles

だそう・・・
これを参考に彼と話し合って用意する量を決めました。

そしてもちろん、
ワインの国アルゼンチンですもの、
サーブするワイン、スパークリングワインは全て
私たちお気に入りのアルゼンチンのものにしたのです!!




そして、長い間考えていたウェルカムドリンク。
まず、挙式に参加するゲストが着いたときに出す飲み物は
ノンアルコールで綺麗なドリンクサーバーに入れることを決め、
中身は見た目が綺麗でそのまま装飾になり得るもの、と考えました。


ミントの入ったミントティーなどもさわやかで素敵ですが、
ピンク色のものにしたい!!となぜかピンク熱が!
とくにピンク色が特別好きなわけではないのですが、
優しいピンク色って見ていると幸せな気分になりますよね!

結婚式の飲み物だもの、見た目にも幸せいっぱいの
ピンク色にしたい!

大好きなスイカジュースもピンク色だけど、
結婚式は10月。スイカの季節は終わってるなぁ〜と考えついたのが
ピンクレモネード!


ピンクレモネードなら、ドリンクサーバーに入れた時も
レモンのスライスが可愛いし、
なんといってもこの優しいピンク色!
下の写真は私の試作品。
どうやってこのピンク色を出すかが課題でしたが、
自然のものしか使わずにこのピンク色が作れるのです!
秘密はもう少しあとで公開します♪





2015/10/24

Wedding Food~the first meeting with the caterer~

結婚式4ヶ月前の6月、
待ちに待ったケータリング会社との初めての打ち合わせに行きました。

いつもメールで連絡をとりあっていた担当の方、
そしてその方が信頼を寄せるシェフ、
そして私たちふたり。

外苑前の素敵な隠れ家バーを持つシェフは
以前、そのケータリング会社で活躍していたそう。
今ではそのダイニングバーで素敵なお料理を
創っているけれど、
今回の私たちのパーティーには
そのシェフがぴったりだと思ったケータリング会社の担当の方が
私たちに紹介してくれたのです。

打ち合わせはその素敵なバーで。
あたたかい木のぬくもりのある空間で
和やかに打ち合わせを進めました。

作成したimage boardをいくつか見せながら、
reception、after partyと順に話を進めていきました。
以下がその時作成したイメージボード。





もちろん会場の写真も交えながら、そしてデザートのことも
じっくりとお話しました。

ファミリースタイルであること、
お席で食べるお料理以外に、buffet tableを用意すること、
ゲストが自由に食べ物をとることができるコーナーを考えていることなどなど…



夜までお料理の絶えない、美味しいパーティーにしたいこと。
最近考えているlate night snackのこと。
夜はゲストが自由に飲めるコーヒーコーナーがほしいこと。
(下の写真、左下のサーバーが私の夢!そんなことまで話しました)




まだまだ初めての打ち合わせなので
私たちの気持ち、そしてイメージをしっかりと伝えることをメインに。

詳しいサーブ方法やメニューについてはまた今度。

2015/10/22

Wedding Food~Late night snacks~

話を私の結婚式に戻して…

結婚式まで半年を切った5月半ば。
その1ヶ月間は、ケータリングのことでとても頭を悩ませていました。
たったひとつ丁寧に対応してくださったケータリング会社、
それでもなかなかうまく自分のイメージが伝えられずに
心が揺れた1ヶ月間。

そろそろ心を決めなくてはいけない。
そう思い、
思い切って正直な気持ちを伝えました。

やんわりとした言い方では伝わらないので、
結婚式のお料理という常識をはるかに超えたものをイメージしていて
せっかくいろいろ提案してもらったけれど
いわゆる既存の結婚式のお料理には
いいイメージを持っていないこと。

値段とクオリティのアンバランスさ、
本来の結婚式の食事のあり方など、
自分たちの想いをぶつけました。

改めて、メニューの提案、そして今回は見積もりにまで
話を進めました。

すると私たちの意向をしっかりとくんでくれたようで、
素敵なお返事をもらうことができました。
まずは会ってみなくては始まらないということで
初めての打ち合わせをすることになりました!

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そして私の頭の中では着々と
デザートのイメージまでもが完成され始めていました。

夜になって、お腹が甘いものを欲してきたら・・・
まるでおうちでゆっくりと過ごしながら夜中のおやつを
食べるような感覚で、優しい味のデザートを提供できたらな。

私はよく夜中に映画をみながら
お茶やコーヒー、時にはホットミルクを飲んでいます。
気取らないでつまめる夜中のおやつ。

欧米の結婚式は夜遅くまで続くことも多いので
late night snackなんて呼ばれる
おやつがパーティーも終盤になると提供されます。

ダンスフロアーで疲れた体を
ほんのり甘いドーナツやクッキーで癒してほしいなと
どうにかして採り入れたかった素敵なアイディア!










画像は全てお借りしたものです

2015/10/20

#tb to The Surprise Wedding~Original Wedding Certificate~

さて、話はまたあの日のことへ…

去年の秋のサプライズウェディングはまわりからの反響も大きく、
私にとっても素敵な経験になりました。
できるだけ詳しく書いてきましたが、もうじき終わり!


挙式で誓いの言葉を終えたあとは、
結婚証明書にサインをしてもらいました。

この、「結婚証明書にサイン」という進行、
よくありますよね!

でも私はあまりしっくり来ない。
前にも書いたけれど、式場で受付の時に何も説明なしに
芳名帳のように、ただ名前を書いたと思ったら
そのあとの挙式でゲストからの承認をもらったといって結婚証明書に
使われていること、多々あります。

私はそれじゃあ結婚証明書の意味がないと思います。
ただでさえ、婚姻届を出すだけで結婚したことになる日本、
結婚証明書は本来不要なもので、結婚式業界のつくる挙式のために
後付けされたもの。
(海外では役所で結婚証明書が発行されないと婚姻が認められない
ところが多いので、証人をたてて本当の結婚式をして署名してもらいます)


でも、挙式の記念にふたりの結婚が改めて
大切なひとたちの前で認められたことを書面に残しておくという意味なら
素敵だと思うのです。
その場合はやっぱりゲストが名前を書くなり、
スタンプを押すなりするときに、その「承認する」という気持ちを
込めなくては意味がないと感じ、今までのお客様にも提案してきました。

このサプライズウェディングの時は、
ゲストみんながそれぞれ考えてくれたふたりに誓ってもらいたい事項を
新郎様の母国語スペイン語にして、
UNO MAS UNO のオリジナルの結婚証明書として用意しました。
最後に「これらの誓いを守ります」という意味で
新郎新婦さまにサインをしてもらい、式の締め!


おふたりが誓いのキスをした瞬間に
ご友人からのリクエストだったAll You Need Is Loveを
オルガンとバイオリンで演奏!
そのまま写真撮影となりました!


幸せそうな新婦さまの笑顔を見ているだけで
(可愛い新婦さまには顔出し許可を得ています!)
心があたたかくなりました。
このサプライズ結婚式、
写真撮影はいつもお願いしているChrisさんに依頼したのですが、
あまりにも素敵すぎたこの式の一コマが
プリンターの広告に使われることになったのです!
新婦さま始め、ご協力してくださったご友人の皆様も
快く許可してくれてこちらのモノクロの写真が使われることになりました!



結婚証明書は、おふたりも本当に喜んでくださって
今もお問い合わせがたくさんある人気の商品です。
デザインによってお値段は変わってきますが、
¥10,000-からご用意がございます。

おふたりのお名前、そしてまわりはボタニカルなど模様を入れて、
もちろん文言はおふたりの好きなもので。





本当にこの結婚式に出会わせてくれた
Paperliciousに感謝。
このみんなのチームワークで大成功となりました!


2015/10/19

Wedding Food~Keep searching for the perfect caterer~

先週末は農園での結婚式の本番があり、
ブログのアップを怠ってしまいましたが、
とっても素敵な結婚式になり、本当に幸せな時間を過ごせました!!

農園ではお食事も提供してくれるのですが、
今回の新郎新婦様はお気に入りのレストランがあって
どうしてもそこのお料理もサーブしたいという強い希望があったので
農園の方々にご相談し、ウェルカムフードはケータリングで
そのお気に入りのレストランが入ってもいいことになりました。

人数は60名とそこまで大規模ではなかったので、
「こういうやり方もできるんだ〜!」と思いました。
個人でやられているレストランなら、例えば自分の結婚式の日の
ずっと前から相談させてもらって、その日は通常営業なしで結婚式に
ケータリングしてもらうなど、相談次第ではできるかもしれないですよね!

あとはケータリング持ち込みOKの場所さえあれば、
お料理までこだわったオリジナルウェディングができますね!


2年前の私の結婚式はもう少し規模も大きく、場所も遠かったので
こじんまりとしたレストランに頼むことはできませんでしたが、
今ではケータリングの幅もひろがってきていますね。
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さて、そんな私の結婚式のお料理ですが、
ケータリング会社からの見積もりとメニュー提案をもらってから
悩み続けていました。
本当に自分の思っている予算で自分の思っているものが実現するのか
不安になってきてしまったのです。

そこで試しに前にメールを送ったけれど返事をもらえなかったケータリング会社に
再度、そしてまた時間をかけて検索して”出張シェフ”とやらにも
メールを送ってみたのです。

今度は返事をくれたそのケータリング会社、
私たちの気持ちはわかってくれたようですが、向こうの拘りを押し付けてくるのです。

メニューを相談して、その見積もりでは私たちの求めているものと違うと言っても、
引かずに彼らの考えを押し付けてくる感じ。

しまいには彼らにしか、私たちの結婚式は
実現できないからぜひやらせてくれという態度。

そして出張シェフ、
返事はくれました。
そしてやってみたいという意欲を見せてくれたと思いきや、
お電話しますと言って予定して準備して連絡を待っていたのに
電話がかかってこない。
私が送った電話番号が間違っているのかな、と思いましたが
確かめてみても間違っていない…がっかり。

こういうところは本当に信用できません。
結婚式という大事なイベント、
絶対にお客様を不安にさせたらいけないと思う。

やっぱり信頼できるところに
もう一度、自分たちの気持ちをぶつけてみようという勇気が湧きました。





画像はお借りしました

銀のお皿に載った宴会料理以外のフルコースではないケータリングは
だいたいがこの画像のようなイメージで
お上品に綺麗に盛り付けられていて、とってもファンシーでとても高い。

もちろんそういうものを求めているひともいるし
私もそういうものを求めるときがあるかもしれない。

でもそうじゃないオプションがあってもいいと思うし、
そのくらいフレキシブルにお客様の求めているものを
創ろうというところはあまりないのかな。

それとも日本人の好み自体が
高級嗜好で、上の画像のようなものばかり求める傾向にあるのか。

私はもっともっと素朴な見た目のものも欲しい。
素朴だからって質や味が劣るわけではないのに。
結婚式のお料理がどれもみんな一緒に見える方が嫌だなと思う。

2015/10/16

Wedding Food~The perfect welcome drink~

結婚式を7ヵ月後に控えた3月の末ごろ、
ケータリング会社からお見積りが来ました!
そして素敵なメニューの提案もしてくれました。

ただひとつだけ。

どんなに念を押して伝えても
やっぱり結婚式だから、誰もが豪華絢爛を希望してると思われちゃう。

提案してくれたメニューの名前や目指している雰囲気が
文面だけだけど
やっぱり私の求めているものとはズレている気がして

まだ、よし!ここに決めた!とはできませんでした。
提案してくれたメニューが以下。
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ウェルカムアミューズ(スタッフによる持ち回り、もしくは各テーブルへ)
チーズ盛り合わせ
シャルキュトリー盛り合わせ

オードブル(ゲストひとりひとりにサーブ)
白身魚のカルパッチョ フレッシュハーブ添え
ロースとビーフとセルバチコ パルミジャーノのサラダ仕立て
帆立貝のポワレ ポルチーニ茸のブルーテソース

フィンガーフード(各テーブルにファミリースタイルでサーブ)
鮪のミキュイ キャビアをのせたアボカドとトマトのクーリ
トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ ピンチョススタイル
こだわり有機野菜のスティックサラダ バーニャカウダソース
一口サイズのスモークサーモンとズワイガニのサラダ
ショットグラスに入れたフォアグラのムース コンソメジュレ 金箔を添えて

メイン(ゲストひとりひとりにサーブ)
ポークスペアリブのグリル BBQソース
クリーミーなマッシュポテトとグリル野菜添え
またはコールスローサラダ

グリルコーナー
お代わり用スペアリブとグリル野菜

ブッフェテーブル
チーズとオリーブ盛り合わせ
シャルキュトリー盛り合わせ
さまざまなパン盛り合わせ

スイーツ(ブッフェテーブルにて)
ウェディングケーキ
さまざまなプティフール
季節のフルーツの盛り合わせ

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こんなファンシーなものを作ろうとしてくれていただけあって
お見積りも予算の2倍でした!笑

“さぁ、どうしよう。
そもそも日本で私の希望を金銭面も含めて実現してくれるところはないのかしら?”
と思ったものです。


それと同時に、飲み物のこともずっと考えていました。

披露宴のアルコールは
ビール、ワイン、スパークリングワインと絞ろうかと思っていましたが、
ひとつ何かしらカクテルをウェルカムドリンクとして披露宴が始まる前に
ゲストに配りたいという思いがいつもありました。

まず、私たちの会場は遠い。

バスではるばる来てもらうのですから、

挙式のゲストにも何かひとくち、のどを潤すものを...と思っていました。

そして披露宴が始まる前にも、気分を盛り上げるドリンクを一杯。


ということはウェルカムドリンクという名目で
ふたつ用意するということ。

ひとつは挙式前なのでノンアルコールで、
自分で自由に注げるのがいいな~とぼんやりイメージ。

もうひとつは披露宴前の席に着く前に
可愛いストローで飲める軽いドリンク。

パッケージ自体が素敵な飲み物を用意するのもいいし、
色や見た目の可愛いものを作るのもいいですよね!
気持ちを盛り上げるには見た目がとっても重要なのです!
飲み物は特に、見た目を可愛くすることが簡単です!



たとえば、サンペレグリノのフレーバー付の缶か瓶をたくさん

用意するのはとっても簡単だし、お手軽に見た目もよくなる!とか




最近では種類も多くなってきた
缶入りのスパークリングに可愛いストローをつけて
並べて置いておく、とか



ふたりの好きなドリンクをシグネチャードリンクとして用意するのもあり。
見た目もこだわって、フルーツやハーブでおめかしするとか






シンプルにグラスに注いだシャンパンだけど、
綺麗なクロスの上に並べておくだけでもおしゃれになるし


いちばん狙っていたのは、
素敵なドリンクサーバーに色の可愛いドリンクを入れて、
ゲストが自由にとれるようにすること

画像はお借りしました

まぁ、まずはケータリング会社が決まらないと始まらないのですが、
いろいろなことを同時進行で考えなくては
ケータリング会社に依頼する内容もハッキリとしないので、
何を自分たちで用意する可能性があって、
何を用意して欲しいのかを明確にする必要があり、
とっても大変だったのを覚えています。


2015/10/13

The Surprise Wedding~The BIG surprise ceremony~

自分のウェディング記念日にひたったあとは、
去年のこのウェディングにひたります。

ここからは書いているだけでも涙が出てきそう…

お友達からのサプライズ前撮りだと思い、
六本木の街を闊歩するふたり、それを見守るブライズメイズ。
時刻は16:45。
もうじき夕暮れの六本木。乾いた風の爽やかなお天気。
写真撮影にはパーフェクトな気候。

さて、そのとき私はどこにいたかというと…


朝からの下準備と作戦会議を終え、14:30からやっと
会場である教会とその地下にあるお食事会場の準備に入らせてもらえました。
そこから1時間半ほどで装飾を終え、今度は
参列される新婦様のご家族を迎え入れ、作戦会議!

挙式の段取りをご家族のみなさん、教会のみなさんと綿密に行いました。

作戦はこれ。

ブライズメイズたちに逐一どのあたりにいるのか報告を入れてもらい、
教会前で撮影をしている間に、新郎様を中に招き入れ、
その場で状況を説明。
新婦様はその間、ひとりでの撮影とメイク直し。
新郎は先に教会の中入ってるね〜
じゃあ教会の扉から入ってくる感じをカメラに収めよう!
とカメラマンも中に入る…怪しまれないようにご友人もひとりは
教会のドアの外へ残り…

「じゃあ開けてみようか〜」
カメラマンの合図で開けると


教会の中はキャンドルでライトアップされ、
ご友人とご家族がバージンロードを囲み、
その先には新郎様が待ち、
ドアの前にはお父様が!!




綿密な作戦会議のおかげでおふたりにはその時が来るまで
バレずに本番を迎え、ご家族もちびちゃんたちも声をひそめて
暗闇で待っていてくれました!

ドアを開けた瞬間、泣き崩れた美しい新婦様。
あの瞬間は昨日のことのように私の脳裏に焼きついています。



感動的な式を、さらに想い出に残るものにするために
一生懸命考えたのは、挙式で使用する音楽でした。
こだわってこだわって、どうしてもバイオリン演奏にしてほしかった!
リクエストしたのは…

ドアが開いた瞬間から始まる
Christina Perri  の A Thousand Years
歌詞もとっても素敵で結婚式にぴったりの曲を
オルガンとバイオリンのインストゥルメンタルで。

曲をどれにしようかとひとりで考えている時から
大好きなお父様に、手をとられて歩く姿を想像しただけで
涙が溢れてきました。

直前の挙式のリハーサルでゆっくりと歩く練習をした甲斐もあり、
お父様は完璧でした!






ゆっくりとバージンロードを進むお父様と新婦様。
まだ本当の結婚式を挙げるのは先になりそうなおふたりに
どうしてもこの挙式をプレゼントしたいという家族の想い。

私は友人であるブライズメイズたちとご家族のこの想いに
本当に動かされました。
こんな素敵な式を創れたらと何度もイメージして
当日は本当に最高のものができました。

挙式は本当に意味のあるもので、
このみんなの想いを集約したかったので、
本当ならふたりの意志で誓う結婚の誓いの言葉も
この日のみんなだけのものにしたいと考えた結果、
参加している全員から
ふたりに「結婚するにあたって誓ってほしいこと」
考えてきてもらい、ひとりずつ読み上げて
おふたりに返事をしてもらうスタイルにしました。

そしてまだまだ状況のつかめていないおふたりに
誓いの言葉を前に今回の式の趣旨を読み上げるのは、
私にこの素晴らしいお話を持ってきてくれた
私自身の大切な友人であり、新婦様の大親友。




ふたりには祭壇を前に手をとりあってもらいました。
誓いの言葉を読み上げる集まってくれたみんなを見つめる
新婦様の眼差し。
それを見つめる新郎様の眼差し。

すべてが本当に美しかったです。

誓いの言葉に合わせたのは、
国籍の違うカップルでいままでいろんな困難を乗り越えてきたふたりに
ぴったりの曲。
私も自分が同じく国際結婚なので国際結婚だからこそ
ぶつかる壁を知っているつもりです。
何があっても、全身全霊で愛するふたりにぴったりのこの曲を
バイオリンのソロで。

John Legend の All Of Me





晴れてみんなからの約束に誓いをたてて
大好きなひとたちに夫婦と承認されたふたり。




今度は祭壇に上がり、
事前にみんなからの誓いの言葉を聞いて
新郎様の母国語であるスペイン語(私の彼もスペイン語圏なので!)
に訳しておいたオリジナルの結婚証明書にサインしていただきました。



まだまだ続きます!